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    乳がん検診

    元女子プロレスラーの北斗昌さんが9月24日に乳がんの手術を受けられました。
    本人の話では、これまで毎年放射線と超音波の検査を受けていたそうです。手術の結果、乳がんは2.5cmだったので今年になって乳がんが発生したとは考えれれません。だとするとこれまでの検査で見落とされていたことになります。
    このような例からがん検診は効果ないので無駄という意見があります。そうでしょうか、私はそうは思いません。実際に検診で命が救われた人が沢山います。検診制度がなければ進行がんがこれまで以上に増えるでしょう。要は検査の精度の問題です。
    検診に携わっている人に、見落としのない精度の高い検査をするように強く願うばかりです。
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    何も説明してくれない

    60歳代のがん患者さんが相談に訪れました。
    二年前から激しい腰痛を感じ、整形外科を受診しましたが異常なしと言われました。しかしその後も症状が続いていたので、他の内科医や人間ドックで検査を受けましたが異常はどこでも(不運でしたが)発見されませんでした。しかし腰痛は続いていたので漢方薬や鎮痛剤を飲み続けていたところ左の首の付け根が腫れてきて心配になり大病院を訪れCTなどの検査を受けた結果なんと要約左の腎臓がんが発見されたのです。すぐに部分切除し、手術後に抗がん剤の治療も受けました。
    ところが、これまでがんが診断されなかった理由、手術の結果の内容、手術後の抗がん剤の治療方法、治療の効果等について一切詳しい説明はされませんでした。何回かそれらの事について主治医に聞いてみましたが素人に説明しても分からないからと相手にされませんでした。インフォームドコンセントの重要さが叫ばれて義務付けされている今でもそういう医者がいるんですね。本人とその家族はその事に非常に憤りを感じていましたが主治医が全く相手にしないので説明をしてくれる医師を探し私の所に来られたわけです。本人が理解できるように説明しました。病院を変えたいとも言っていましたが手術から化学療法までの治療をしてしまっていると他の病院は受け入れないのが日本の現状です。気の毒ですがあまりお役には立てませんでした。
    何故医者は患者が納得できる様に説明する努力をしないのか理解できません。

    抗がん剤の副作用は怖い

    進行大腸がんの患者さんです。
    S字状結腸の大きな癌で、手術の結果大きさ9cm、広い範囲にリンパ節転移あることが分かりましたので、手術だけでは治療不十分ということで抗がん剤による治療が行われました。副作用はありましたが特に問題なく治療は終わりました。
    その後5年間は異常なく経過しましたが、6年目にCTで肝転移が発見されました。そこで再び抗がん剤による治療行われました。
    最初の数回は問題になるような異常はありませんでしたが、10回目の治療後に高熱を発症しました。発熱に対する治療が行われ解熱しましたので治療が継続されました。しかしその後も治療後には必ず発熱し、3回後には解熱しなくなりついには肺炎を発症しました。幸い肺炎の治療が功を奏し肺炎は治り治療が再開されました。ところが同じように抗がん剤を使うと必ず発熱しましたので、患者は耐えられなくなり治療を一切拒否しました。
    医者は肝転移を少しでも縮小しようとして治療をしたのでしょうが、結果は患者にダメージを与えるだけになってしまいました。
    再発に対する治療は延命を目的として行われますが、この患者さんにとっては延命どころか宿命につながります。
    抗がん剤治療が必ずしも延命に役立つとは限らないということを認識させられた症例でした。

    あやしげながん治療

    ほとんどの病気には、科学的、学問的に有効と証明された治療法があります。標準治療と言い、ほとんどの医者はそれに準じて治療を行っています。しかし、がんに関しては手術以外の治療では、がんを完全に治すことが期待できませんので、有効と認められていない治療法がいろいろと世の中に出回っています。「がんを切らずに治す」と宣伝されているがその類のもの出す。
    乳がんと診断された患者さんが、手術をしないで治すことを選択して、あるクリニックに2年近く通っていました。ラヂオ波を用いた治療を主にした治療法です。ところが一向に治らないどころか次第に大きくなってきましたので、不安になって私のところに訪れました。世の中に認められていない治療法なので直ちに治療を止め、治ることが期待できる標準治療を行うべきであることを説明し、がん専門の病院を紹介しました。
    がん患者さんの弱み、不安に付け込んだ治療法で、それを平然と行っているとんでもない医者です。
    がんが簡単に治るようなことを宣伝している治療には、正しい治療法はないと思ってください。あやしげな治療にひっかからないようにしましょう。

    抗がん剤の治療は何のために

    大腸がんで腸閉塞を生じ手術をした患者さんで、手術後いろいろと問題が発生しました。腸閉そくを起こすくらいですから、かなり進行している癌であることには間違いありません。
    手術は腹腔鏡を用いた方法で行われ、癌を摘出することは出来ましたが、腸と腸をつないだところのに縫合不全を生じました。その結果腹膜炎を起こし、患者さんは大変辛い日々となってしまいました。
    がんが進行していたので腹腔鏡によ手術にはかなりの無理があったのでしょう。
    幸いに1か月で腹膜炎は治りました。
    ところがその直後に主治医から抗がん剤による治療が提示されました。手術が終わり腹膜炎を起こした後なので体力が回復することが第一と考えますが、大腸がんにはほとんど期待できない抗がん剤の治療を何でやらなければならないのでしょうか。
    全く患者さんを人間と認めて治療しているのか疑いますね・・・
    哀しい現実がここにもありました。
    プロフィール

    松江寛人

    Author:松江寛人
    がん総合相談センター院長

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