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    抗がん剤の副作用は怖い

    進行大腸がんの患者さんです。
    S字状結腸の大きな癌で、手術の結果大きさ9cm、広い範囲にリンパ節転移あることが分かりましたので、手術だけでは治療不十分ということで抗がん剤による治療が行われました。副作用はありましたが特に問題なく治療は終わりました。
    その後5年間は異常なく経過しましたが、6年目にCTで肝転移が発見されました。そこで再び抗がん剤による治療行われました。
    最初の数回は問題になるような異常はありませんでしたが、10回目の治療後に高熱を発症しました。発熱に対する治療が行われ解熱しましたので治療が継続されました。しかしその後も治療後には必ず発熱し、3回後には解熱しなくなりついには肺炎を発症しました。幸い肺炎の治療が功を奏し肺炎は治り治療が再開されました。ところが同じように抗がん剤を使うと必ず発熱しましたので、患者は耐えられなくなり治療を一切拒否しました。
    医者は肝転移を少しでも縮小しようとして治療をしたのでしょうが、結果は患者にダメージを与えるだけになってしまいました。
    再発に対する治療は延命を目的として行われますが、この患者さんにとっては延命どころか宿命につながります。
    抗がん剤治療が必ずしも延命に役立つとは限らないということを認識させられた症例でした。
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    松江寛人

    Author:松江寛人
    がん総合相談センター院長

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